「伊勢ひかり」は、別名「奇跡の米」「神の米」「天の米」と言われています。
それは「伊勢ひかり」の誕生に由来しています。
平成元年、三重県伊勢地方一帯を強い台風が2度も襲い、神に捧げるお米を作っている伊勢神宮の「御神田」も例外なく被害を受け、収穫間際の稲が全てなぎ倒されてしまいましたが、神田中央に奇跡的に2株だけならんで直立している稲がありました。
偶然発見されたその稲のDNAは、過去のどの品種にも該当しないという事が、のちの検査でわかり、平成8年1月16日、伊勢神宮の酒井逸雄少宮司によって聖寿無窮(永久に朽ちず、繁栄を続けること)が祈念され、「皇大神宮御鎮座二千年」を記念して、このお米に「伊勢ひかり」と命名されました。(その際、全国各地の神社に種もみの下賜を認めました。)
現状においては、原種の保存や種もみの生産を公的機関及びJAなどが関与していないため、伊勢ひかりは市場に流通していない品種です。
病気にも強く、耐久性があり、一穂あたりのモミ数も非常に多く収穫量が得られるのが特徴で、その点も縁起がいいといわれる由縁となっています。
【伊勢ひかりの特徴 どんな人に向いているのでしょうか?】
伊勢ひかりは、コシヒカリの食味値を上回るほどのバランスの良いお米です。
適度な「粘り」「甘み」「香り」があり、さらに「コシ」のある食べごたえのある粒感です。
白飯は勿論のこと、寿司、雑炊、リゾット、オムライス、炊き込みご飯など調理用米としてもおすすめします。
コシヒカリなどに比べ、食後の血糖値上昇が穏やかな為、血糖値を気にされている方にもおすすめです。
【お召し上がり方(炊飯のコツ)】
伊勢ひかりは、就寝前に仕掛け、一晩浸漬し翌朝炊飯していた事が当たり前だった頃の米質にとてもよく似ています。
アミロースの割合がコシヒカリなどに比べ高い為、吸水に時間がかかります。
5時間以上吸水を行い炊飯することが、「伊勢ひかり」の味をひきだす最大のポイントです。
しかし、忙しくて時間を掛けられない方は、出来るだけ浸漬時間を取って頂き、お使いの炊飯器の標準水量よりやや炊き水を多くして炊飯してください。
何度かお試しになり、お好みの加減でお召し上がりください。
【伊勢ひかりはどこで作っている?】
伊勢ひかりは、京都府のほぼ中央部、淀川水系の水源地でもある丹波高原で育まれました。
山肌から河川や田園に注ぐ水は清らかで、昼夜の寒暖差が大きく農作物にとっては非常に良い生育環境にあります。
堆肥を中心とした土作りを行い、農薬や化学肥料を使用せずに育まれました。
また、種もみの採種に始まり、種まき、育苗、刈り取り、乾燥調整に至るまで、全て徹底して管理しており、他のお米が混ざるようなことは一切ございません。
洗米時に必要な水が普通精米の2割程度で済むよう精米しております。軽く洗うだけで炊飯できます。
名称 精米
産地 京都府
品種 伊勢ひかり
生産年度 2018年度
内容量 5kg